小児科
小児科では乳幼児健診を行います。生後4か月健診および3歳児健診はお住まいの地域を担当する板橋区の健康福祉センターで行われます。従って、当院で公費の範囲内で実施可能なのは、生後6~7か月健診、9~10か月健診、1歳6か月健診のみとなります。
また、受験、入学または就労など、人生の節目で健康診断書が必要の際には当院で対応が可能ですので、所定の用紙の有無をご確認の上、ご相談ください。
内科
内科では、生活習慣病を早期に発見することを目的にした区民一般健康診査、国保特定健康診査(特定健診)、労働安全衛生法に基づく企業健診(雇入時の健診、定期健診)、自費による健康診断(人間ドック など)を実施しています。
区民一般健康診査及び特定健診とは
区民一般健康診査は36歳~39歳の方で、勤務先などで健診を受けられていない方が対象です。特定健康診査(特定健診)とは、生活習慣病を発症しやすいとされる40~74歳の方を対象にしている健康診断のことで、「高齢者の医療の確保に関する法律」に則って、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症 など)発症の有無のほか、生活習慣病やその合併症を発症するリスクを高めるとされるメタボリックシンドロームの判定なども行います。
具体的には問診・身体計測・血圧測定・血中脂質検査・血糖検査・肝機能検査・腎機能検査・尿検査などがあります。また特定健診を受診し、肥満・血圧・脂質・血糖と問診票の結果から、その必要度に応じて特定保健指導も行います。なお特定保健指導とは、生活習慣病を発症するリスクが高いとされる方の生活習慣の改善をサポートするというものです。なお特定保健指導には、リスクの程度に応じて、動機付け支援と積極的支援(よりリスクが高い方)があります。
企業健診とは
当院では労働安全衛生法で義務づけられている企業健診の中の「雇入時健康診断」と「定期健康診断」を行っております。それぞれの検査項目については以下の表の通りです。
雇入時健康診断
- 事業者は常時使用する労働者を雇い入れる際は、その労働者に対して、下記の項目について、医師による健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第43条)。
-
- 既往歴、業務歴の調査
- 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
- 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
- 胸部X線検査
- 血圧の測定
- 貧血検査(血色素量、赤血球数)
- 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド
- 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
- 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
- 心電図検査
定期健康診断
- 事業者は年に1回(深夜業や坑内労働などの特定業務従事者は年2回)以上、定期的に下記項目の健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第44条)。
-
- 既往歴、業務歴の調査
- 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
- 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
- 胸部X線検査、および喀痰検査
- 血圧の測定
- 貧血検査
- 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド
- 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
- 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
- 心電図検査
※身長・腹囲、胸部X線、喀痰、貧血、肝機能、血中脂質、血糖、心電図の各検査については、医師が必要でないと認めた場合には、省略することができます。