小児循環器科とは

小児循環器科

毎週月曜日の昼間と第4土曜日午後に循環器専門外来を行っています。通勤通学があって、平日の受診が困難な方は土曜日をご利用ください。Web予約ではなく電話でのご予約のみとしております。お電話では症状や受診の経緯をお話しください。

循環器とは、血液の通り道である心臓や血管などのことで、聴診を含めた診察のほかに、レントゲン、心電図、心臓超音波検査といった検査を行い、お子さんの心臓の病気について拝見いたします。

お子様に以下のような症状がみられたらご相談ください

健診で異常を指摘されたらご受診ください

学校健診や乳幼児健診などで、心雑音、心電図異常、不整脈などを指摘された、あるいは原因はよくわからないが、胸痛、動悸、息切れなどの症状があるという場合は、詳細な検査を行って診断をつけるようにいたします。また川崎病の治療後、冠動脈に異常がないか経過を見る必要がある方もぜひご相談ください。年に1回の定期心臓検診を行い、学校生活管理指導票の発行も致します。

小児循環器科で受けられる主な検査

心エコー(心臓超音波検査)

画像診断のひとつです。検査時は、超音波(人間の耳では聞くことができない高い周波数)を心臓に当てます。その返ってくるエコー(反射波)を利用してコンピュータ処理によって画像として映し出すことで、心臓の様子が見られるようになります。これにより心臓の大きさや動き、弁の状態などを観察して診断を行います。同検査は放射線による被曝がないので、乳幼児も安心して受けられます。

ホルター心電図

通常の心電図検査は限られた時間の計測しか行えませんが、本装置は小型かつ軽量で、ご自宅での24時間心電図をモニターすることができます。長時間にわたって心電図を記録・解析、観察できますので、症状が実際に出現しているとき、夜間寝ているときなどの心電図をピンポイントでチェックすることが出来ます。なお、同装置をつけながらの入浴はできませんが、装着したその日はいつも通りの生活(通勤、通学)が可能です。

運動負荷心電図

不整脈、虚血性心疾患を診断する際によく使用されます。血圧や心拍数を上げるために運動によって心臓に負担をかけつつ心電図で計測する検査になります。検査前には安静時の心電図を記録し、その後に決められた回数、リズムに合わせて階段の昇降を3分程度行い、負荷をかけた後の心電図を記録し、安静時との比較を行うなどして、異常の有無を調べていきます。運動で症状が出現する場合に行う必要がありますし、生活するうえで運動制限が必要かどうかを判断するために必要な検査となります。当院で行うのはダブルマスター負荷試験といって、2段の階段を上り下りするものです。患者様の運動能力が高く、さらに運動負荷をかけなければ診断できない場合はトレッドミル運動負荷試験が必要ですので、連携病院へご紹介いたします。

代表的な疾患